アドリブプレイヤーのためのミュージシャンリスト#2
アメリカのテキサス周辺には、独特のリズムのノリを持ったミュージシャンが大勢います。
このひとは基本的にはジャズのテナーサックス奏者ですが、日本のジャズファンにはそれほど認められていないような感じです。というのもこの手の人たちは、純粋なジャズではなく、ブルースでもなく、ファンクっぽいけど
インストで アドリブを聞かせる曲が売り物で、日本ではジャンルが決めにくい位置にいるミュージシャンだといえます。近いひとには、キングカーティス、コーネルデュープリー、The Crusadersとかがいます。
商業的には、スタジオワークで、他の人のバックで間奏のソロをちょっと聞かせるというのが多いようですが、これがまた名演が多いんです。このひとも、ソロアルバムより他人のアルバムですごいソロを聞かせています。
コーネルデュープリーの初ソロアルバム( teasin’ ) や T-Bone Walker のアルバムで、まさにアドリブの教科書といえるソロが聞けます。ギタリストには、このサックスのフレーズをなぞるのは、かなりきついのですが、リズムに対して半拍で乗ったり、倍で乗ったりするところとか、フレーズの切り方とか、かなり参考になると思います。
2009年5月17日日曜日
David "Fathead" Newman デビッド・ニューマン